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古いものを大切に!イギリスのチャリティーショップ World Bites #17

コラム 2021.06.30

毎週火曜朝7:43頃〜
FM Okinawa『Fine!』内『ブルームーンパートナーズのWorld Bites』

大城:『ブルームーンパートナーズのWorld Bites』 このコーナーは「それは、世界級だろうか?」ブルームーンパートナーズの提供でお送りします。
毎週火曜日のこの時間は、県内企業の海外展開をサポートする経営コンサルティング会社ブルームーンパートナーズのみなさんに世界の情報をひとくちサイズでご紹介していただきます。

今日は、忠岡経子さんです。忠岡さんおはようございます。

忠岡:おはようございます。

大城:今日は、イギリスのチャリティーショップ事情についてお話しいただけるということですね。

忠岡:はい。大城さん、イギリスには、チャリティーショップといって家庭で要らなくなった洋服や、日用雑貨、家庭用品などを売っているショップがあります。

大城:つまり、リサイクルショップということですか?

忠岡:いいえ、リサイクルショップとは少し違います。

チャリティーショップとは、「チャリティー団体」、つまりホームレスの救済活動やがん撲滅の研究をしている団体など、社会貢献や慈善活動を行っている団体が運営しているショップです。

中古品を扱っているという点ではリサイクルショップと似ていますが、チャリティーショップでは市民が不用品を寄付し、それを安く販売することで、その売り上げを団体の慈善活動に充てているという点で違いがあります。

大城:なるほど。日本でも、古着屋さんやアンティークショップという形での中古品販売は人気がありますよね。やはり利用する人は多いですか?

忠岡:はい、そうですね。

イギリスでは特に「古いものを大切にする」という習慣があるので利用する人は多いです。

現在、イギリスでは1万1200軒を超えるチャリティーショップがあり、ハイストリートには必ずといっていいほど、2,3件のチャリティーショップを見かけます。

2016年のイギリス人1人の1回あたりの平均購入額は3.86ポンド(=約500円)、ショップの平均販売回数は1日83回となっており、同年のある統計によると2億7000万ポンド(約385億円)以上の利益が報告されています。

大城:結構利用する人が多いんですね!

忠岡:そうですね。日本で言うリサイクルショップと古着屋さんの中間といった感じなので、アンティークのお皿など掘り出し物によく出会うんです。

売られているものは全て寄付されたものなので、値段も良心的ですし、またその土地柄がよく出ます。裕福な世帯が多い街ですと、ハイファッションブランドのものが安い価格で売られていたり、学生の多い町だとおしゃれな洋服や小物などが売っています。また、古本だけを売っているチャリティーショップもあるんですよ。私も学生の頃、よく利用していました。

大城:何だかお値打ちのものがたくさん売っていそうな感じですね。

忠岡:そうですね。不用品がリサイクルされることで、当然、ごみ問題の解消や環境改善にも繋がります。

チャリティーショップのビジネスモデルは、まさにモノを活かし、お金をつくり、そして人の役に立てることのできるSDGs活動なんですね。

大城:チャリティーショップで買い物をするだけで社会貢献になるってなんだか素敵ですね。

今日は、ブルームーンパートナーズの忠岡さんにお話を伺いました。ありがとうございました。

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