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あんまん社員はすぐに退場させましょう

伊波貢の沖縄中小企業のためのmini経営塾 Part 3 人材

コラム 2018.12.19

ベンチャー企業経営者のほとんどが通る道。今日もお客様とお話していて、どこにもこのタイプいるんだなぁ〜と納得。
外面も経営者への受け答えも良いが、面従後言で社員同士やお客様の前ではブラックな社員。その癌細胞を放っておくと、大変なことになりますよ。

「あの人、感じ良い人なのに辞めちゃったの?」
あんまん社員(表面上は良い人を装っているが、中身がネガティブな人)の腹黒さは、使用人側にしかわかりません。そのため、その社員が辞めた時にそう言われることがあると思います。他の社員にさえ、本当のことを言いづらく悶々としている経営者の方も多いのでは。

もちろん、元々の人格が悪いということではなく、当組織、今の環境において、そういうポジションになると考えられます。
自分の主張が認められやすい、評価されている、納得できるポジションが与えられている、またその逆の状況等によって、刻々と状況が変化します。

上の表は、アドラー心理学を基に作成したものですが、自己主張の方法やその行動方法によって、社員は概ね4タイプに分けられると思います。

①主張的行動

感情的にしこりを残さない「さわやかな行動」が取れるタイプで、人間関係をつくりあげるのが上手なタイプ。もちろん、会社にとってもっとも必要な人材です。

②非主体的行動

相手の感情を傷つけることはありませんが、自分に気詰まり感が残るタイプ。自分を下に置くことで卑屈な関係が続きます。ふとした瞬間に我慢ができなくなって爆発するかもしれません。沖縄は優しい人が多いので、このタイプが多いのでは。

③攻撃的行動

相手を傷つけてでも要求を呑ませるタイプ。プレッシャータイプといわれます。手なづけている間は良いのですが、意見の相違があると、急にモンスター社員化するリスクがあります。

④復讐的行動

自滅的行動によって、自分の評価も下がりますが、相手との関係も破綻に持ち込んでも構わないという復讐にはしります。

あんまん社員のブラックな部分が増殖すると、復讐的行動に走り、社内でくすぶっている小さな不満や不安を増殖させ、次々と癌化します。組織を良くしようという提案・発想はもともと無いタイプなので、本人は意図しないかもしれませんが、社内の雰囲気をどんどん悪くします。この時点で、経営者はなんだか社内の雰囲気が気持ち悪いな〜と感じます。
そして、ある日、クーデーターが起こり、若手の社員が次々と辞めるという現象が発生します。ベンチャー企業の生産性は一般的に低いため、ネガティブな材料も多く、そこを攻撃して、社内の不安を増殖させるという感じです。

ではどうするか。

あんまん社員と気づくのは、実は早い時期だと思います。
しかし、騙し騙し雇用を継続させたためにこういう災害に見舞われてしまいます。
残念ながら、自社の組織に合わないのであれば、早々に退職してもらう必要があります。やる気が無いのに組織内にとどまるのは実は本人も本望ではない場合が多いと思いますので、まずは話し合って、退職金を用意するなど、極力円満に退社するように持ち込みましょう。

復習型社員は、急に辞めるという復讐行動に出たり、仕事を放ったらかして辞めることも平気です。最悪、訴えてきたり、会社の悪い噂を撒き散らします。会社を混乱させることが目的なので、そこには仕事に対する美学などはありません。小さな会社こそ、こういう対策が必要なのです。

でも、心配なく。多くのベンチャー企業が通る道ですが、ここを乗り越えると、その穴に優秀な社員が入ってきます。
問題社員に対して、一人で悩まず、ぜひ周りに先輩経営者に相談してみてください。
正義は我にあり!です(下町ロケット風に)。

読んでいただいて、勇気づけられた方がいれば幸いです。

経営者のために書いているコーナーなので、社員側では不快に感じる表現があるかもしれませんが、ご容赦ください。

あんまん社員はすぐに退場させましょう

このコラムを書いた人

伊波 貢

東京の国内中堅証券会社系シンクタンク、沖縄県内地方銀行、地銀系シンクタンクを経て、ブルームーンパートナーズ株式会社を設立。公的支援機関のマネージャーとしても活動。

<実績及び得意分野>
エコノミスト、産業アナリスト、経営コンサルタントの3つの顔を持つ。県内初の証券アナリストとして、沖縄地域経済・産業に関する研究をフィールドワークとする。 公的機関支援事業の各種委員・審査委員を歴任し、地域経済・産業活動のコメンテーターとして新聞・テレビ・ラジオなどにも出演。著書「おきなわデータ算歩」は県内で1万1千部を発行。 年間30本程度の講演セミナー活動を行い、沖縄の未来のために、行政・企業が何をすべきか、その戦略構築の必要性を説くことをライフワークとしている。
専門領域は、産業政策の提案、経営戦略構築、マーケティング戦略策定、地域ブランディング、県外・海外進出支援、沖縄への企業進出支援、グローバル人材の育成戦略など。


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