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中国のちょっとした贈答品のルール 読解中国 #6

コラム 2020.11.25

あなたの目に映っている中華圏の人々はどんな感じですか?
しゃべる声が大きい!とにかく並ぶ意識がない!行動が理解しにくい!
このような印象を持たれている方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、彼らには彼らなりの訳があります。

贈り物は、ビジネスの関係でも、友達付き合いとしても大切な要素ですよね。

しかし、その慣習は中国と日本では真逆かもしれません。

「つまらないもの」ではない

日本に来て、語学を勉強した時の話です。

先生から、誰かに贈り物を贈る時は「つまらないものですが」「ほんの少しの気持ちです」と添えて渡すことがマナーとして正しい、と説明されましたが、正直、それを聞いて理解に苦しみました。

中国では、誰かに贈り物をするとき、あえて「あなたのために、わざわざ選んだものです」と強調するのが普通です。

仮に、中国の方へ「つまらないもの」として贈ると、「あなたは尊敬する人や仲良くなろうとする人ではない」という意味になってしまいます。

中国の方に贈り物を贈る場合は「つまらないもの」ではなく「あなたのために」と言ってみてください。

どんな贈り物が好まれる!?

贈り物について、日本では、相手の負担にならない程度の金額で品を選ぶ傾向がありますが、中国では高価な物が喜ばれます。例えば、日本製の一般的に知られている商品なら高価なものとして大いに喜ばれます。

また、包装にも違いがあります。日本の場合は、控えめの黒白、グレー等といったシックな色合いが好まれがちですが、中国はまたその逆で、金色や赤といった、めでたいとされる色が好まれます。

中国の方への贈り物の基準をまとめると、少し高価で一般的に知られていて、見た目は派手で、サイズが大きめな品が好まれます。

贈り物を贈る機会があれば、ぜひ試してみてください。

中国のちょっとした贈答品のルール 読解中国 #6

このコラムを書いた人

王 娜(おう・な)

中国 遼寧省出身
琉球大学日本語学科卒業。
在日中国人(17年)として、インバウンド対応支援や企業コンサル、国際交流支援などを行う。
趣味は中華料理を食べること!


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