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会社というバスには価値観の一致する人だけ乗せましょう

伊波貢の沖縄中小企業のためのmini経営塾 Part 1 人材

コラム 2018.12.19

会社経営においては、価値観が一致していて、社長のビジョンに共感してもらえる社員だけを採用するのが肝になります。もちろん意見は異なって構いませんよ。
例えば人種差別意識の強い人では弊社の海外事業の担当はできません…。人としてのベースになる部分です。

そうでないと〜、面従後言(ダーク)社員が誕生し、「社長はああいっているけど、本当はこうなんだよね」と若い社員に耳打ちする輩がでてきます。表向きは社長の顔色を窺うので、分かりづらく、社員に直接接する時間も長いためネガティブな情報が社内に蔓延し、組織を空中分解させてしまいます。

そうならないために、どうするのか。

はい、採用で見極めるのが第一段階です。優秀な社員という意味ではありません。熱意や仕事観、モラル観、正義感などが経営層と共感できているかどうかです。考え方が一緒の社員を乗せたほうがビジョンの浸透が早くなります。

逆に共感できていない社員を乗せてしまうと、せっかく前に進もうとしてもマイナスのベクトルが働いてしまいます。ダーク社員にとっては、共感できない仕事をさせられている感覚なので、いちいちできない理由を並べてきます。「人が足りない、メリットが伝えられない、この仕事の意味がない」などなど。
しかし、採用してしまって同じバスに乗っている場合どうするか。

はい、早い段階で降りてもらうしかありません。
その具体的方法については、個別にお聞きください。いくつかノウハウがあります。

 

行き先の違う社員を同じバスに乗せるのは致命的なミスです。

早い段階で行動しましょう。
経営者にとっては自分で採用した人材なので厳しい判断となりますが英断のスピードが大事です。

傷口は最小限におさえましょう。
価値観が共通の人を集めることができれば気持ちも一つになり、戦略を達成する速度も早くなります。

社員みんなが気持ちよく働ける職場をつくるのも社長の役目です。楽しくも前向きなバス運行を目指しましょう。

(参考)小宮一慶「社長力養成講座」

会社というバスには価値観の一致する人だけ乗せましょう

このコラムを書いた人

伊波 貢

東京の国内中堅証券会社系シンクタンク、沖縄県内地方銀行、地銀系シンクタンクを経て、ブルームーンパートナーズ株式会社を設立。公的支援機関のマネージャーとしても活動。

<実績及び得意分野>
エコノミスト、産業アナリスト、経営コンサルタントの3つの顔を持つ。県内初の証券アナリストとして、沖縄地域経済・産業に関する研究をフィールドワークとする。 公的機関支援事業の各種委員・審査委員を歴任し、地域経済・産業活動のコメンテーターとして新聞・テレビ・ラジオなどにも出演。著書「おきなわデータ算歩」は県内で1万1千部を発行。 年間30本程度の講演セミナー活動を行い、沖縄の未来のために、行政・企業が何をすべきか、その戦略構築の必要性を説くことをライフワークとしている。
専門領域は、産業政策の提案、経営戦略構築、マーケティング戦略策定、地域ブランディング、県外・海外進出支援、沖縄への企業進出支援、グローバル人材の育成戦略など。


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