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亀甲墓にウチカビも?! 台湾のシーミー事情 World Bites #23

コラム 2021.09.02

毎週火曜朝7:43頃〜
FM Okinawa『Fine!』内『ブルームーンパートナーズのWorld Bites』

大城:『ブルームーンパートナーズのWorld Bites』 このコーナーは「それは、世界級だろうか?」ブルームーンパートナーズの提供でお送りします。
毎週火曜日のこの時間は、県内企業をグローバルなマーケティングリサーチ力でサポートする経営コンサルティング会社、ブルームーンパートナーズのみなさんに世界の情報をひとくちサイズでご紹介していただきます。

今日は、BMPの林 軒暐(リン シュエンウェイ)さんです。リンさんおはようございます。

:早安大家好!おはようございます。本日は台湾のシーミーについてご紹介したいと思います。

大城:台湾にもシーミーという行事はあるんですか?

:はい、宗教に関係なく多くの台湾人が沖縄と同様に先祖供養の行事として、台湾も4月中旬までに親族一同が集まってお墓参りをする習慣があります。お墓の形に関しても台湾も沖縄と同じように中国から伝わってきた亀甲墓が一般的です。小さい頃によく草刈りなどを手伝った記憶が残っています。

大城:近隣の国なのでお墓の形も似ているわけですね。

:その通りです。

古来はある程度土葬したあと洗骨を経て、同じ場所に再度埋めなおしを行っていました。しかし近年は都市化により、お墓として利用できる土地が少なくなったことで、火葬して納骨堂で供養することが多くなっています。

また、お墓参りの流れも似ています。まず供え物を並べたあと、線香に火をつけて先祖と挨拶します。親族と歓談したあと、ウチカビを燃やすという習慣も台湾にもあります。少々デザインは異なりますが、基本的に先祖へあの世でお金が困らないようにという意味合いです。

大城:お墓参りの流れまで似ていますね。供え物は通常どんなものなんですか?

:台湾で必ず供えられているのは豚肉、鶏肉、魚の3種の肉です。また果物とお菓子を用意することが多いです。一通り墓参りの行事が終わった後、墓の前で供え物を食べる習慣もあります。

大城:供え物は沖縄と少し違いますが、似ている所もあって面白いですね。

:そうですね。また今年はコロナの影響で、台湾でもリモート墓参りを行うところがありました。

あとは他にも台湾と沖縄で似ている宗教習慣として、旧暦の1日と15日にヒヌカンを祀る習慣があります。古来中国の影響によって食文化なども共通点が多いんですよ。

大城:今日は、ブルームーンパートナーズのリンさんにお話をうかがいました。ありがとうございました。

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