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中国人は なぜ話す声が 大きいのか!? 読解中国 #4 

在日中国人コンサルがインバウンドの ‘’お困り事 ‘’ を解説・解決します!

コラム 2020.09.14

あなたの目に映っている中華圏の人々はどんな感じですか?
しゃべる声が大きい!とにかく並ぶ意識がない!行動が理解しにくい!
このような印象を持たれている方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、彼らには彼らなりの訳があります。

日本の街中で「少し騒がしいなぁ」と、周りを見ると中国人観光客がいたりします。
話し声が大きいので彼らが話しているのを見て、喧嘩しているのでは?と勘違いされることもあるかもしれません。
なぜ中国人は、大きな声で話すのでしょうか。

発音による理由

一つは、中国語の発音にあります。
日本語の母音は「あいうえお」の5つですが、中国語の母音は36通り、組み合わせると約400パターンにもなります。また、日本語は清音と濁音、声帯を震わすかどうかで区別していますが、中国語は有気音と無気音に分かれ、呼吸量で区別しています。有気音を発音する場合は息を強くしなければなりません。

有気音がある中国語の抑揚が、聞きなれない方には、大きな声で話しているように感じられるかもしれません。

国民性による理由

また、中国人は自分の意見をはっきり伝えるために、声が大きくなる、ことも理由の一つかもしれません。

中国の人口は14億人。大勢の中では、はっきりと伝えないと自分の意見が埋もれてしまいます。
常にトップになりたいと考える人も多く、はっきり自己主張しないと埋もれてしまうという恐れから、自然と大きな声で話すようになったのかもしれません。

とはいえ、相手の意見を尊重しない訳ではありませんので、その点は誤解の無いように。

中国人は なぜ話す声が 大きいのか!? 読解中国 #4 

このコラムを書いた人

王 娜(おう・な)

中国 遼寧省出身
琉球大学日本語学科卒業。
在日中国人(17年)として、インバウンド対応支援や企業コンサル、国際交流支援などを行う。
趣味は中華料理を食べること!


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